
「店舗の改修を考えているけれど、設計事務所とリフォーム会社、どちらに相談すればいいのか分からない」。富山エリアで店舗や事務所の改修を検討している方から、こういったご相談をよくいただきます。どちらも建物の工事を扱いますが、得意な範囲や進め方には違いがあります。相談先を間違えると、打ち合わせを重ねたあとに「うちでは対応できない範囲でした」と言われ、振り出しに戻ってしまうこともあります。この記事では、二級建築士事務所とリフォーム会社の違いと、比較するときに見るべき視点を整理します。
二級建築士事務所とリフォーム会社、何が違うのか
リフォーム会社の多くは、既存の間取りや設備を活かした工事を得意としています。決まった仕様の中から選んで進める分、打ち合わせから着工までのスピードが早いことが多いです。一方、二級建築士事務所は建築士の資格を持つ担当者が設計に関われるため、壁の位置を動かす、用途を変更するといった、間取りに踏み込んだ提案がしやすいという特徴があります。
店舗の改修では、業態変更にともなって厨房の位置を変えたり、客席のレイアウトを大きく見直したりすることがあります。こうした間取りの変更をともなう相談では、設計段階から建築士が関わっている方が、法規上の制約を踏まえた提案を受けやすくなります。
もちろん、リフォーム会社が設計に関わらないという意味ではありません。会社によっては提携する建築士と連携して対応するところもあります。ただしその場合、設計側と施工側のやり取りが間に一つ挟まる分、意図の伝達に時間がかかったり、変更が生じたときの調整が煩雑になったりすることがあります。どちらが良い悪いというより、自分の改修内容がどちらの得意分野に近いかで選ぶのが実用的です。
比較するときに見るべき3つの視点
| 視点 | 確認すること |
|---|---|
| 設計対応力 | 間取り変更や用途変更を含む相談に対応できるか |
| 施工までの一貫性 | 設計と施工を同じ会社で完結できるか |
| 対応スピード | 急ぎの案件や短納期の要望にどこまで応えられるか |
特に2つ目の「施工までの一貫性」は見落とされがちです。設計だけを担当する事務所に依頼すると、施工会社を別途探す手間がかかり、設計と施工の間で意図がずれてしまうこともあります。設計から施工まで同じ会社で完結できれば、打ち合わせの回数も減り、工期の面でも有利になりやすいです。
3つ目の対応スピードは、急な不具合をきっかけに改修を考え始めた方にとって特に重要な視点です。柔軟な対応力を持つ会社であれば、応急的な修繕と並行して改修の相談を進められることもあります。
1つ目の設計対応力を見るときは、間取りの変更経験だけでなく、法規上の手続きにどこまで慣れているかも確認しておきたいところです。用途変更をともなう改修では、建築基準法や消防法にもとづく届出が必要になる場合があり、この手続きを見落とすと、工事が終わってから営業許可が下りないという事態になりかねません。
設計から相談すべきか、施工だけをお願いすればいいのか迷う段階でも問題ありません。小さな修繕からでもお気軽にご連絡ください。
小さな修繕からでもお気軽にご連絡ください富山で店舗改修を相談するときに意識したいこと
富山県内は市町村ごとに保健所・消防の窓口が分かれており、飲食店の改修では手続きの進め方が窓口によって微妙に異なることがあります。地元での手続き経験がある事務所や会社に依頼すると、この部分のやり取りがスムーズになりやすいです。
また、積雪期は解体や外部工事の日程が天候に左右されやすい地域でもあります。工期を優先したい場合は、地域の気候を踏まえた工程を組める会社かどうかも、比較の材料に加えてみてください。
店舗が入るテナントによっては、ビルの管理規約で工事可能な曜日や時間帯が決められていることもあります。こうしたテナント特有の制約は、地元で数多くの店舗改修を手がけている会社の方が把握していることが多く、事前の調整もスムーズです。契約前に、同じビルや近隣エリアでの施工実績があるかを聞いてみるのも一つの方法です。
設計から施工まで一貫対応が向いているケース
予算内に収めたい、できるだけ短期間で終わらせたいという要望が強い場合、設計と施工を別々の会社に依頼するより、一貫して対応できる会社に任せる方が、打ち合わせの手間も工程の手戻りも少なく済みます。急な不具合の対応から改修の相談まで、同じ窓口で完結できる安心感も大きいです。設計と施工の担当が同じ会社内にいれば、図面上では見えなかった納まりの問題も、現場で早い段階に気づいて調整できるという利点もあります。
私たちGLI'xは二級建築士事務所として、設計から施工まで一貫して対応できる体制を整えています。柔軟な対応力を強みに、急な不具合への対応から店舗の設計・新設まで幅広く相談いただけます。窓口が一本化されている分、修繕の相談から改修の検討に話が広がっても、あらためて経緯を説明し直す必要がないのも実務上のメリットです。急な修繕の依頼から解決までの流れは、別記事の富山の店舗・住まいの急な修繕、依頼から解決までの流れでも紹介しています。
水回りだけを直したいという場合の費用感については、別記事の富山の水回りリフォーム、費用相場と見積もりで見る3つの数字もあわせてご覧ください。改修の規模がまだ固まっていない段階でも、まずは現状をお聞かせいただければ、設計から相談すべきか、施工だけで対応できるかを一緒に整理できます。
迷ったときは、間取りを変えるかどうかを最初の判断基準にしてみてください。既存の間取りのまま設備や内装を新しくするだけなら施工中心の相談で十分ですが、レイアウトや用途に手を入れるなら、早い段階で設計に関われる相手を選んでおいた方が、後戻りのない計画を立てやすくなります。
よくある質問
二級建築士事務所とリフォーム会社は、依頼できる規模に違いがありますか?
二級建築士は木造なら延べ面積の制限が比較的緩やかで、鉄骨造や鉄筋コンクリート造では規模に応じて設計できる範囲に制限があります。店舗の改修規模によって対応可否が変わるため、契約前に確認することをおすすめします。
設計事務所に頼むと費用は高くなりますか?
設計料が別途かかる分、初期費用は高く見えることがあります。ただし、設計から施工まで一貫して対応できる会社であれば、工程の手戻りが減る分、総額では大きく変わらないこともあります。見積もりの内訳で比較することをおすすめします。
小さな修繕だけでも設計事務所に相談していいですか?
もちろん問題ありません。小さな修繕からでもご相談いただけますし、将来的に改修を考えている場合は、早い段階から同じ相手に相談しておく方が、建物全体の状態を把握してもらいやすくなります。
設計から相談すべきか迷ったときこそ、一度プロに話を聞いてもらうのが近道です。
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